小学生だった頃、
母親と元町に出掛けることになった。
当時の生活圏の中にはない
お洒落な街へのお出掛けで
ワクワクして石川町の駅を出ると
目に飛び込んできたのは、
洗濯物が干された沢山のオンボロ木造船。
子供服が干されている船もあった。
泊まり〇〇円と書かれた
ちょっと大きめの木造船のホテルまであって
イメージとかけ離れた異空間
ここが元町???
子供心になんとなく怖さを感じ
見てはいけないような気持になったのを覚えてる。
その頃、
ヨーロッパ6ヶ国の一流商店街と姉妹協約を結び
商品の直輸入販売店が何店もあったり
全国の一流百貨店と販売提携したセールを
繰り広げていた煌びやかな元町商店街
その一本裏には、
水上生活者達の船が係留された川があった。
当時の名残としてこの元町河岸通りには
数メートルおきにビット(係留柱)があり
中村川の石川町駅近くには
船上生活者の郵便受けが残っています。
横浜市中区元町
元町河岸通り