2017-01-15 新山下 Ⅴ 街のフォトスケッチ 横浜市中区新山下1丁目(霞橋) 明治時代に作られたトラス橋・旧江ケ崎跨線橋が、 横浜市中区新山下の「霞橋」として再利用されている。 江ヶ崎跨線橋は、 かつて川崎市幸区と横浜市鶴見区をつないでいた鉄橋で、 トラスという三角形を基本単位とする構造の骨組みをもつ。 もともとは1896(明治29)年に 日本鉄道土浦線(現常磐線)隅田川橋梁として架けられた橋が、 機関車の荷重増加に伴い、1928(昭和3)年に撤去。 1929(昭和4)年に江ヶ崎跨線橋として再利用された経緯をもつ。 「かながわの橋 100選」、「鉄の橋百選」、「日本の近代土木遺産」にも選定された橋だが、 老朽化による危険性の増加が指摘されており、 2007年から架け替え工事が行われていた。 架け替え終了後は廃棄が予定されていたが、 霞橋の改修のタイミングとうまく合ったため 霞橋での再利用が実現した。