横浜市中区海岸通
きみが僕のことなどお構いなしで
僕もきみなんか気にもしてなかったとしたら
僕らはきっと 退屈と苦痛の中を
千鳥足で歩いていったことだろう
時折 雨の降るなか 空を見上げ
僕らのうちで悪いのはどちらだろうなどと考えながら
翼のある空飛ぶ豚を追い求めながら・・・・・・
僕だってきみの身を案じているんだ
それに きみも気にしてくれてるって分かってる
だから それほど寂しくもないし
石の重みを感じなくてすむ
この骨を埋められる安全な場所を
ついに見つけることができたのさ
それに 誰だって知っているだろう?
犬には 翼のある空飛ぶ豚から身を隠す
安全なわが家が必要だってことを・・・・・
*豚~政治の権力者、何がしかの権力層の人、資本家
*犬~知識人、ホワイトカラー