屛風浦駅の駅前に
京浜ストアー(現京急ストアー)が出来た時
選択肢が広がったと喜んだ。
それが
白旗商店街の衰退につながるなんて
思ってもいなかった。
『屏風浦物語』
(屏風浦小学校・創立50周年記念出版)によると
森の海岸には
旗竿を立てるのにちょうど良い
穴の開いた臼のような大きな石が沢山あり
これを村の人々は
「旗立石」とよんでいたとのこと
当時足軽は、敵味方入り乱れての戦、
味方であることを分かってもらう為
旗印となる旗を背負って戦っていた
その為、この石に白旗を立てて
海を渡って攻めてくる里見軍に対し
こちらの兵力は多いぞと装ったらしい
埋め立て前は、
まだこの円筒形の石が海中などに多く見られ
屏風浦歴史資料館(屏風浦小学校内)や
森浅間神社に保存されています。
その名(白旗)を冠した白旗商店街
50軒を超えるお店や
郵便局などがあった商店街も
今では、鰻屋さん、床屋さん、電気屋さん、
お饅頭屋さん、居酒屋、八百屋さん
呉服屋さんだけが残る通りとなり
白旗の名が薄れてしまっています。