横浜市中区福富町
済州島４・３事件
太平洋戦争の終結、
35年に及んだ日本の朝鮮植民地支配が終わり
「朝鮮人民共和国」が建国されるはずでした。
１９４８年４月３日、
アメリカ軍政下の朝鮮で
朝鮮半島の国土・民族を分断する
選挙の実施に反発した南朝鮮の人達が
南朝鮮労働党と共に
武装隊を組織して済州島で蜂起
アメリカ軍は
警察と右翼を動員して鎮圧に当たり
８月に大韓民国が
選挙の強行により成立すると
韓国軍と武装隊の衝突となります。
韓国軍の一部に反乱部隊も現れ、
米軍と韓国軍は本格的な鎮圧に乗りだし
翌年６月頃に反乱は鎮定されますが
軍や右翼によって殺害されたのは
武装隊だけではなく
武器を持たない女性や子供も多く
死者は３万人に上るとされます。
（一部の情報源での死者数は８万人）
この時、済州島の村々の70%
（山の麓の村々に限れば95%）が焼き尽くされ
多くの人が済州島から日本に逃げてきました。
２００３年には当時の
盧武鉉（ノ・ムヒョン）大統領が
「公権力による虐殺」と認めて
謝罪しました。
日本の侵略がなければ
起こることのなかった歴史（事件）です。
