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冥界からの守護

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                           横浜市栄区小菅ヶ谷3丁目
                            西光山普応院大誓寺
 
 
横浜市栄区小菅ヶ谷3にある大誓寺は浄土宗のお寺で西光山普応院大誓寺という。
承応2年(1653年)に、旧小菅ケ谷村の名主、梅沢与治右衛門(うめざわよじえもん)勝国により創建された。
本堂は天保9年(1838年)の再建当時のものです。
本尊の阿弥陀如来座像は、鎌倉郡阿弥陀の一つ。
室町・戦国時代の仏師弘円(通称は下野法眼(しもつけほうげん))が
文明元年(1469年)に作ったとされる仏像とは本尊のことであろうか。
 また、親鸞上人がこの地を訪れた時に、
小菅ケ谷のやぐらにこもって、7体の太子像を作ったとされ、
「太子矢倉」と古くから呼ばれていました。
そのとき作った鎌倉七太子は、
小菅ケ谷の大誓寺、長光寺、上郷の光明寺、戸塚区下倉田の永勝寺
鎌倉の成福寺、三浦の最宝寺のものとされています。
大誓寺の聖徳太子十六歳像は、
香炉ではなく経典をもっているので珍しいとされ、横浜市指定文化財になっています。
ほかに樹齢400年といわれる名木古木指定のサルスベリ
同じく名木古木指定を受けている
樹齢420年のザクロ、イロハモミジがある。
また、「お十夜念仏」という双盤念仏講は、
1981年に横浜市の無形民俗文化財に認定されている。
 本堂屋根には唐獅子の飾り瓦が上がっている。
聖徳太子像を安置しているが、蕾付き牡丹の花の飾り瓦は上がってはいない。
 
サルスベリ、ザクロ、イロハモミジの古木があり、静かで落ち着く境内です。